50のオババが見つけたこと

自己啓発本、ビジネス本、心の話が大好きな50代主婦の日々の気づきを書いています。

人との別れが悲しい

人との別れが悲しい

この世に変わらないものはない



わたしは保育園で調理補助のパートをしている。

 

普通どんな仕事でも最初の3ヶ月は苦しい。

新しい人間関係。新しい仕事。

OL時代も、同じ社内でも担当部署が変わると3ヶ月はとても苦しかった。

でも、だいたい3ヶ月もするとなんとか慣れた。

(クレイジーな上司、いじわるな同僚だとそうもいかないこともあるけれど)

だから今回も3ヶ月頑張ればなんとかなるだろうと思って頑張っていた。

 

ところが、

わたしの職場独特なのか、保育園の調理補助はどこでもそうなのかわからないが

その日によって任される仕事が違うので、その日に経験したことが

次の日にやらなかったりする。

たとえばうちの園では、

「野菜や肉の下処理担当」

「おやつを用意する担当」

「調味料をはかる担当」

に分けられている。その仕事を朝担当すると、

その後一日の動きが変わってくるのだ。

加えて毎日変わる献立。

わたしは「3ヶ月の辛抱だから」と頑張ってきたが、

3ヶ月経ってもなかなか慣れないでいた。

これはわたしがオババで覚えが悪いから?それともここのシステムのせい?

毎日その日の注意事項をノートに書いておさらいしながら

必死に耐えてきた。

 

6ヶ月が経った頃、注意されることも少なくなり

パートのメンバーの人間関係も良好になっていた。

わたしはこのままずっとこのメンバーで楽しくいけるのだろうと思っていた。

 

ところが、(ところが が多い・・)

ある日、パートの時給で週5働いてくれる人が見つかったから

会社が今いる派遣のAさんを解雇するかもしれないとい噂が流れた。

 

わたしは(今のこの良好な人間関係がなくなるなんて!

安く使えるからって派遣を切るなんて!)と

めちゃめちゃ人生の無常観を感じていた。

 

結局どうなったのかというと

派遣の人は社員に昇格して残れることになり、

新しいパートの人も入ることになった。

 

新しいパートの人の存在で、派遣の人が切られるかもしれないという情報のせいで

わたしは勝手に新しいパートの人なんて入ってこなければいいのに

と思っていた。

ずっと今のこのメンバーで仕事ができればいいのに・・・と思っていた。

 

そして月日は流れた。

 

今では わたしが入ってこなければいいのに・・と思っていた

新しいパートの人がわたしにとって一番の理解者となっていた。

 

新しく入った人は、職場でそれまで何も不思議に思わず行っていたやり方に

「こうした方がいいのでは?」優しく提案をしてくれる人だった。

わたしも入りたての頃は(このやり方 ムダじゃない?)と思っていたことも、

いつのまにかそれが変えられない当たり前の作業としてやり続けていた。

それが、その新しいパートさんのおかげで変えていこうという雰囲気になった。

わたしはそんなその人が大好きになった。

(最初は入ってこなければいいのにと、会ったこともない人に対して思っていたのに)

 

こうして

今の職場の人間関係はいいなぁ・・・と思って毎日を過ごし

一年程がたった今。

 

なんと今日、わたしの大好きなパートさんが引っ越しのため

職場を辞めるとのこと。

 

「えっ うそでしょ!なんとかならないの?」

 

ご主人の転勤のため、やむを得ないらしい。

 

「人生で変わらないものはない」

人生は「諸行無常

と、そういえば20代の頃、50代の人に言われたのを思い出した。

 

50代になっても別れは悲しい。

 

そしてこれからも、もっと悲しい別れはやってくるだろう。(親とか夫とか)

 

同僚ごときでこんなに悲しんでいては これからどうするわたし!?

 

それでも

新しいパートが入るのは嫌だといっていたその人が一番の同僚になったように

 

またきっと新しいことには いいことがあるのかもしれない。

 

別れを恐れず、変化を恐れず、前を向いて歩いていきたい。

 

そう思った一日だった。